写真で見る学校行事_令和5年度

運動会

  

  

 

5月9日(火)、運動会を行いました。
長縄跳び、綱引き、縦割色別玉入れ、色別対抗、クラス対抗リレーなどを競い、3年1組が総合優勝を収めました。

3年総合研究「作戦会議」

 4月25日の6・7校時、3年生は「総合的な探究の時間」で、『作戦会議』を行いました。

 これは2年生から取り組んでいる「地域課題研究」の一環で、外部講師を交えながら、各自のテーマを明確にして、今後の研究の見通しを持つために個別面談を行う取り組みです。当日は22名の外部講師をお招きしました。この作戦会議で得た内容を、今後実施予定のフィールドワークの準備に役立てほしいと思います。

面談週間

 4月24日(月)~28日(金)は先生方と生徒との面談週間となっています。

 生徒はこれからの西校での学校生活における意気込みや目標、時には悩み事などを相談します。

 西校では場所を問わず「対話」に重きを置いた生活指導を行います。粘り強く時間をかけながら、対話によって生徒一人一人の成長を支援していきます。 

情報モラル研究会

 4/24(月)、情報モラル研究会公益財団法人仙台応用情報学研究振興財団 研究員 斎藤慶二先生をお招きして、全校生徒を対象に情報モラル研修会が実施されました。

 身近で具体的な事例をスライド資料を用いながら、その対処法などを丁寧に教えていただきました。 

 3年生にとっては成年年齢引き下げに伴う様々なトラブルも想定されます。この研修会で得た知識を今後の生活に役立てほしいと願っています。

生徒総会・PTA総会

  

  

 4月21日(金)、前期生徒総会が行われました。昨年度までは、コロナ対策の一環で放送による開催でしたが、今年度は行事等の制限がなくなりましたので、感染対策を講じつつ、講堂に全校生徒が集まって生徒総会が行われました。

 生徒達は西校において学校生活を送る上で、何が必用で改善すべき点は何かを真剣に考え、議論しています。

 社会で活躍するには必用なプロセスです。後期生徒総会に向けて、議論を深めてほしいと期待しています

 午後からはPTA総会が行われました。年度初めのお忙しい中、総会にご出席いただいた皆様、心より感謝申し上げます。

 昨年までコロナの影響でPTA活動が制限される場面も多くありました。 

 今年度はコロナ禍前の活動ができると期待しています。また、今年度、宮城県はPTA全国大会の開催県となっております。様々な場面で皆様のお力をお借りすると思います。

 何卒、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

校歌講習

 昨年度まで新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、声を出して校歌を歌う機会を設けることが難しい状況にありました。

 4月になり、校内での感染者もほとんどいないことから、有志を募って中庭で校歌練習を行いました。

 昼休みにも関わらず、生徒、先生方が一体となって校歌を歌いました。「声を出して校歌を歌う喜び」を共有できた有意義な時間でした。

総合探求説明会

 この日は各学年、「総合的な探究の時間」の全体説明が行われました。1年生から学年を追うごとに、生徒が自ら探究する内容が深まっていきます。 

 他校からは「本校の取り組みを紹介してほしい」、昨年度お世話になった事業所等から「今年も継続して活動してほしい」など、嬉しい要望があります。これも生徒諸君の探究心とそれを支える多くの事業所や協力団体、先生方の協力があってこそだと痛感しています。今年の取り組みもご期待下さい。

対面式・部活動紹介

 

  

 4月10日(月)、対面式と部活動紹介が行われました。対面式で新入生の緊張を解き、部活動紹介では、映像を交えながら各部、趣向を凝らした紹介を行っていました。 

今年度初の学年集会

 始業式、入学式を終え、10日から本格的に学習活動がスタートしました。各学年、年度初めということで学年集会が行われました。2学年は校庭で学年集会を行いました。アクティビティ要素も取り入れながら、最後は桜の下でクラスごと集合写真を撮影していました。

入学式・新任式

令和5年度入学式を4月7日(金)に執り行いました。

今年度は160名の新入生を迎え、総生徒数478名となります。新入生は皆、緊張した表情でしたが、目は希望に満ち溢れていました。160名全員の今後の成長が楽しみです。

保護者の皆様、新入生諸君、ご入学おめでとうございます。

  

 

入学式に先立ち、着任式・新任式、始業式が行われ、校長先生をはじめ、9人の教員及び職員をお迎えしました。

【着任した先生方】

<教職員>

 校長:若林 春日  教頭:髙橋 好伸

 教諭:大久保 雄之 教諭:柳沼 智子

 教諭:小野 裕喜  教諭:白岩 潔

 講師:千葉 英子

<事務職員>

 事務次長:木村 紀子

 事務補助:相澤 信子

   

 

式辞

 雪解けの水をたたえた北上川に、暖かな南風が吹く季節となりました。ここ石巻西高等学校でも緑が芽吹き、桜も満開となりました。本日はPTA会長の遠藤利文様をはじめ多くのご来賓の皆様にご臨席賜り、入学式を挙行できることを職員一同、深く感謝申し上げます。

 新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。高校生になった気持ちはどうですか。新しい制服に袖を通し、自分が一回り大きくなったような新鮮で嬉しい気持ちなのではないでしょうか。義務教育が終わりいよいよ高校生になりました。さて、君達に質問です。義務教育の義務というのは誰に義務があるのか知っていますか。少し考えてみてください。

 実は、生徒には教育を受ける権利があるのであって、教育を受けさせる義務は親にあるのです。その義務教育を終えた保護者の皆さんにお話ししたいことがあります。子供達は15才となりました。振り返ると、12年前に東日本大震災が発生しました。保護者の皆さんは、当時 3歳の子供を12年間、育てて参りました。いろいろな事があったと思います。そして今日、高校生となりました。本当におめでとうございます。

 昔から子は宝と申しますが、ここにいる子供達は、間違いなく皆様の宝物だと思います。その宝物を石巻西高校で責任を持って育てたいと思います。3年後には一回りも二回りも大きくなって、この地域の宝、石巻の宝として自立させたいのが、校長としての私の思いです。

 さて、新入生の皆さん、自分が宝と言われても、と戸惑うかもしれませんが、石巻の人たちは石巻で生まれ育った子供達に、特別な思いを持っています。震災後、被災地では予想以上に少子高齢化が進んでいます。街中でも郊外でも若者を見かけることが、少なくなっています。この地で育った若者は大人から期待されていることを知っていて下さい。

 さて、新入生の皆さん、石巻西高で行われている、街ライブラリー、街ミッション、街クエスト、について聞いたことがありますか。

 本校の1年生は、5、6人のグループになって石巻の街に出ていろいろな人の話を聞きに行きます。地域の大人が働いている仕事を見せてもらったり、老人からお話を聴いたり、大学に訪問したりします。

 そして、高校生として課題を見つけ、より良くなることを考え、自ら実践しようとする探究活動を行っています。英語、数学、国語の勉強とは違う、とてもやりがいのある学習です。楽しみにしていてください。

 君達は、義務教育までは親から、面倒を見てもらう、大人から助けてもらう立場でした。高校生になると、だんだん、大人を助けてあげる立場になってきます。やがて、社会を支える一員となっていきます。それを自立と言います。高校生は人生の中で最も成長する時期です。今、心身を鍛えておくことが、自分にとって、地域にとって、プラスになることは間違いありません。勉強と部活動に一生懸命取り組んでください。

 そしてもう一つお願いがあります。今ここには様々な中学校の出身者が集まっています。まだ、互いによく知らない同士だと思います。これから160人全員がゆるくつながって欲しいと思っています。卒業してからも、一生つながる石巻西高校の同級生です。大人になって同じ高校の誰かが活躍していることがわかると、自分も嬉しくなるものです。早速、今日からお互いに話しかけてください。もし、誰からも話しかけられていない人を見掛ければ、勇気をもって話しかけてあげてください。私はそのような勇気がある人が好きです。

 では、友人をつくるために何をすればいいか知っていますか。自分のことを教えるのです。名前、出身中、部活、好きなこと....なんでもいいのです。人は教えてもらったら、自分も教えなくては思うのです。

 「自己開示の返報性」といいます。石巻西高で、ゆるくみんなとつながり、その中で一生の友を見つけて下さい。

 高校生活で一番大切なのは、人から学ぶことです。先生から学ぶことは大切ですが、先輩や友人から学ぶことも大切です。「学び」というのは勉強だけではありません。考え方であったり、振る舞いであったり、あるいは趣味やファッションも他の人から学ぶものです。人は話をすることで、同じものに興味を持ったり、同じことをしてみたくなったりします。みんなと同じだと安心するのです。

これを「ハーディング現象」、日本語で言えば同調行動といいます。実は大人になっても同じです。一生、人から学び続けるのが人生です。新入生の皆さん、これからできるだけ多くの人と関わり、多くを学びながら、生きていって欲しいと思います。

宮城県石巻西高等学校 校長 若林春日